書籍「リスク工学シリーズ」
本シリーズ発行の目的は,社会のリスク問題を工学の立場から解決していくことに関心のある人々に役立つテキストを世に出すことです.本シリーズは全10巻から構成されています.1巻から4巻まではリスク問題を総論的にとらえており,リスク工学の勉強を登山にたとえれば,1巻は「登山の楽しさ」,2巻は「どんな山があるのか」,3巻は「山に登るための道具」,そして4巻は「実際に登るときの道具の使い方」に対応しています.5巻から10巻までは各論として,「トータルリスクマネジメント」,「環境・エネルギーリスク」,「サイバーリスク」,「都市リスク」の4つの専門分野からリスク工学の基礎と応用を幅広く紹介しています.
本シリーズは,大学生や大学院修士課程の学生はもとより,リスクに関心のある研究者や技術者,あるいは一般の人々にも興味を持っていただけるよう工夫した画期的なものです.このシリーズを通じて,読者がリスクに関する知識を深め,安全で安心した社会をどのように築いていけばよいかを考えていただければ幸いです.
シリーズ全10巻
シリーズとして以下の全10巻が刊行されています.是非ご覧下さい.
- 第1巻,遠藤靖典,村尾修(編著),リスク工学との出会い
- 第2巻,鈴木勉(編著),リスク工学概論
- 第3巻,遠藤靖典(編著),リスク工学の基礎
- 第4巻,古川宏(編著),リスク工学の視点とアプローチ-現代生活に潜むリスクにどう取り組むか-
- 第5巻,遠藤靖典(著),あいまいさの数理
- 第6巻,金野秀敏(著),確率論的リスク解析の数理と方法
- 第7巻,内山洋司・羽田野祐子・岡島敬一(著),エネルギーシステムの社会リスク
- 第8巻,岡本栄司・西出隆志(著),暗号と情報セキュリティ
- 第9巻,糸井川栄一(編著),都市のリスクとマネジメント
- 第10巻,村尾修(著),建築・空間・災害