リスク工学研究会(RERM)
2012年度開催RERM
第108回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年2月27日(水)15:00~16:00 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 古川 和快 氏(富士通研究所) |
講演題目 | 「スマートフォンをとりまくセキュリティリスクの現状 」 |
講演概要 | アプリを自由にインストールでき、個人情報を多く搭載しているスマートフォンは、マルウェアなどを作成する悪意あるハッカー達のメインターゲットとなりつつある。また、ユーザがOSに変更を加えられるなど自由度が非常に高く、ユーザがハッキングすることにより企業が意図しない利用方法が可能となっている。講演ではAndroid端末を中心として「個人利用」「企業利用」の観点から、スマートフォンに潜むセキュリティリスクやその対策技術を紹介していく。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第107回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年12月17日(月) 17:00~18:00 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B1112室(11階) |
講演者 | Prof. Paul Kwan (School of Science and Technology, University of New England, Australia ) |
講演題目 | 「A Co-evolving Memetic Wrapper for Herbs Interaction Analysis in Traditional Chinese Medicine Informatics 」 |
講演概要 | Traditional Chinese Medicine (TCM) relies heavily on interactions between herbs within prescribed formulae. However, given the combinatorial explosion due to the vast number of herbs available for treatment, the study of herb-herb interactions by pure human analysis is impractical, with computer-aided analysis computationally expensive. Thus feature selection is crucial as a pre-processing step prior to herb-herb interaction analysis. In accord with this goal, a new feature selection algorithm known as a Co-evolving Memetic Wrapper (COW) is proposed: COW takes advantage of recent developments in genetic algorithms (GAs) and memetic algorithms (MAs), evolving appropriate feature subsets for a given domain. In this seminar, COW is briefly described while preliminary results are given to demonstrate its potential in selecting interacting herbs from a TCM insomnia dataset. |
企画担当・司会 | 亀山 啓輔
(システム情報系 准教授: コンピュータサイエンス専攻/リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | システム情報系 亀山 啓輔(Keisuke.Kameyama"at"cs.tsukuba.ac.jp) |
第106回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年11月26日(月) 17:00~18:00 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | Prof. Christophe Marsala (University Pierre et Marie Curie, Computer Science laboratory Department Database and Machine Learning (DAPA)) |
講演題目 | 「Fuzzy Machine Learning in Dynamical Environments」 |
講演概要 | Dynamical environments are more and more present in our Society. For instance, we could cite video data, the Web of Things environment, or the temporal spreading of news on the web. In such environments, the fuzzy sets theory has been introduced to bring out more robustness and generalization power to machine learning tools. One of the main aim in that kind of applications, is not only to learn a predictive model, but also to learn from the dynamicity of the data and the relationships that it involves. After a presentation of several ways to improve a machine learning algorithm by means of fuzzy sets theory and we focus on the main questions that should be answered by the obtained fuzzy machine learning algorithm. To illustrate, we will present some current works and results on the use of a fuzzy machine learning algorithm in dynamical environments. |
企画担当・司会 | 佐藤 美佳(システム情報系 准教授: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第105回リスク工学研究会(学生企画:サイバーリスク分野)
講演日時 | 2012年12月10日(月) 17:00~18:00 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 縫田 光司 氏(産業技術総合研究所 セキュアシステム研究部門) |
講演題目 | 「数式の国のアリス:暗号と数学の不思議な関係」 |
講演概要 | 現代の高度情報化社会において、暗号技術は私たち一般人の日常生活にも関係す る必要不可欠な技術となっている。一方、数学というと「役に立たない学問」の 代表例のように扱われがちだが、現在広く使われている暗号化技術の多くは数学 の理論抜きに語ることができない。今回の講演では、暗号分野と数学の色々な関 係について紹介する。 |
企画担当・司会 | 矢内 直人 (リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第104回リスク工学研究会(学生企画:トータルリスク分野)
講演日時 | 2012年11月5日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 加藤 晋 氏(産業技術総合研究所 知能システム研究部門) |
講演題目 | 「ロボットシステム等の実用化に向けた安全検証について」 |
講演概要 | 少子超高齢社会の日本において,生活等を支援するための新しいロボットシス テムや自動化システムの研究・開発が盛んに行われて,実用化が期待されている.こ れらのシステムを実用化するためには,先進的な技術開発ばかりでなく,実用化後の 安全対策への考慮が非常に重要である.安全対策としては,システムの持つリスクを 如何に洗い出し,それらを許容範囲内とする対策を盛り込み,評価.検証を満たして いくことであり,さらに,実用化後の事故に対する責任や補償までをも含めた導入・ 発展のシナリオを見据えて開発に取り組むことが望まれる.本講演では,生活支援ロ ボットの安全検証や大型トラックの自動隊列走行システムなどの研究開発の事例と, システム安全設計について紹介する. |
企画担当・司会 | 齊藤 裕一(リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第103回リスク工学研究会(学生企画:環境・エネルギーリスク分野)
講演日時 | 2012年10月29日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 清野 健 氏(大阪大学大学院 基礎工学研究科 准教授) |
講演題目 | 「心拍変動解析に基づく健康リスク評価」 |
講演概要 | 心臓が予期せず突然に正常なポンプ機能を失い死にいたる心臓突然死は,日本において毎年3~5万人,米国において毎年30~40万人に発生していると推定されている.これまで,その発生予知は難しいとされてきた.しかし近年,心電図記録などの生体信号解析において心臓突然死と関連する指標が見出され,死亡リスクの確率的評価が可能になりつつある.そのようなリスク推定に有用と考えられている検査の1つが心拍変動と呼ばれる心拍リズムのゆらぎからえられる情報である.ここでは,心拍変動解析の最近の動向を紹介し,健康リスク評価への応用の可能性を議論する. |
企画担当・司会 | 内山 祐介(リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第102回リスク工学研究会(学生企画:都市リスク分野)
講演日時 | 2012年10月22日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 宇都 正哲 氏(野村総合研究所 インフラ産業コンサルティング部) |
講演題目 | 「都市インフラクライシス 」 |
講演概要 | わが国では、高度成長期に整備してきた都市インフラはこれから更新期を迎える。このまま放置しておくとインフラ崩壊の危機に直面することとなり、その予兆も出てきている。米国をはじめ先進国では既にクライシスを経験しており、その概要を紹介しつつ、人口減少化の我が国で求められるインフラクライシス回避の視点を考える。 |
企画担当・司会 | 崔 唯爛(Choi Yuran, リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第101回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年10月15日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 根本 博 氏(損保ジャパンDC証券株式会社取締役会長) |
講演題目 | 「一企業のリスク管理体制」 |
講演概要 | (1)確定拠出年金制度と企業(損保ジャパンDC証券株式会社)の紹介 (2)年金の運営管理機関である一企業を取り巻くリスクとその管理体制および具体的業務運営 |
企画担当・司会 | 岡島 敬一(システム情報系 准教授: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第100回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年9月24日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 糸井川 栄一 氏(筑波大学システム情報系 教授: リスク工学専攻担当) |
講演題目 | 「東日本大震災における津波防御施設の被害と多重防御」 |
講演概要 | 日本大震災では、巨大津波が5,000kmもの東日本太平洋沿岸地域を襲い、2,000km もの海岸線を壊滅的に損傷して、13万棟の建物が流出・破壊され、19,200人の死 者・行方不明者に加え、1,600人を越える震災関連死が発生している。一方で、 負傷者は6,000人に過ぎない。巨大津波災害の大きな特性である。津波災害にお ける人的・物的被害の軽減には、多様な津波災害に対応した津波対策の抜本的な 見直しと多重的な実践が必要とされる。ここでは、津波防御施設の被害状況と多 重防御のあり方について紹介するとともに、復興の一つの有力な方策である高台 移転を対象として、その課題について考える。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第99回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年9月19日(水) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 内山 洋司 氏(筑波大学システム情報系 教授: リスク工学専攻担当) |
講演題目 | 「原子力発電のコストについて」 |
講演概要 | エネルギーは、できるだけ安価なコストで消費者に供給されなければ ならない。それには技術の耐用年間で最も安価となる技術を導入していくことが 求められる。技術経済とは、エネルギー技術の選択を経済面から判断するため に、技術の耐用年間におけるキャッシュフローを分析する方法である。この方法 は、消費者の経済的な負担をできるだけ軽減するエネルギー技術の最適な構成と 運用を分析する方法として、また投資リスクを評価する上でも重要である。ここ では、技術経済の基礎となっている現在価値、均等化といった概念を説明し、発 電技術のキャッシュフローから発電コストの計算方法と原子力発電を中心に試算 結果を紹介する。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第98回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年6月11日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 岡本 栄司 氏(筑波大学システム情報系 教授: リスク工学専攻担当) |
講演題目 | 「暗号」 |
講演概要 | 暗号は紀元前の昔から世界中で用いられてきた。今回はその歴史をた どり、現代暗号にいたるまでのエポックメーキングな出来事を見て行き、最後に最新技術について述べる。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第97回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年6月4日(月) 18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 井上 大介 氏 (情報通信研究機構) |
講演題目 | 「サイバー攻撃の変遷と最新の研究開発動向」 |
講演概要 | サイバー攻撃は日々高度化・巧妙化しており、その目的は20世紀に多 く見られた愉快犯や自己顕示から、21世紀に入り経済犯や示威・諜報活動へと変貌を遂げている。本講演ではこのようなサイバー攻撃のツールとして用いられる不正プログラム『マルウェア』の歴史的変遷を辿るとともに、情報通信研究機構におけるサイバーセキュリティの研究開発について概説する。また、標的型攻撃に代表される新たな脅威とその対策に向けた取り組みについて紹介する。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第96回リスク工学研究会
講演日時 | 2012年5月28日(月)18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B0110公開講義室 |
講演者 | 宮本 定明 氏(筑波大学システム情報系 教授: リスク工学専攻担当) |
講演題目 | 「設立時のリスク工学専攻とソフトコンピューティング」 |
講演概要 | リスク工学専攻が2001年に発足してから10年以上が経過し、 設立時と現在のメンバーはかなり変化した。しかしながら分野 の人員構成については、あまり変わっていない面もある。 学生諸君は現在のリスク工学専攻と分野の構成がなぜ現在の ようになっているのか不思議に思う面もあるかも知れない。 この講演では、リスク工学専攻に設立時に遡りつつ、特に なぜソフトコンピューティング分野がリスク工学のなかに 位置づけられているのか、リスク工学におけるソフト コンピューティングの内容はどのようにあるべきと講演者 が考えているか、さらに、クラスター分析というデータ解析 のツールについての概観を含めて、包括的な話題として紹介する。 |
企画担当・司会 | 金岡 晃(システム情報系 助教: リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2012年度RERM担当 金岡 晃(kanaoka"at"risk.tsukuba.ac.jp) |