リスク工学研究会(RERM)
2015年度開催RERM
第143回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年12月14日(月)18:30~19:30 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 土屋 智子 氏 (特定非営利活動法人HSEリスク・シーキューブ事務局長) |
講演題目 | リスクコミュニケーションの現場から ~可能性と課題~ |
講演概要 | 福島事故以降、多くの専門家が誤った理解に基づいてリスクコミュニケーションと称する活動を行ってきた。この講演では、リスクコミュニケーションとは何かを説明した後、茨城県東海村で10年以上続いている住民主体のリスクコミュニケーション活動を紹介し、その可能性と課題を紹介する。 |
企画担当・司会 | 嚴 先鏞(リスク工学専攻 博士後期課程 ) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第142回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年12月7日(月)18:30~19:30 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 木下 誠 氏 (帝京大学医学部内科学教室 教授) |
講演題目 | 動脈硬化危険因子とその評価 |
講演概要 | 血管の閉塞・狭窄を原因として発症する動脈硬化性疾患は、日本人の死因の約25%を占める重要な疾患である。動脈硬化は加齢現象の一つであるとともに、それを促進する危険因子があることが知られている。代表的な危険因子として脂質異常症、高血圧、糖尿病、喫煙がある。これらの危険因子については、動脈硬化性疾患を促進すること、およびコントロールすることで動脈硬化性疾患が減少することが知られている。各々の危険因子に関して、そのコントロールと動脈硬化抑制効果について議論してみたい。 |
企画担当・司会 | 木下 尚彦(リスク工学専攻 博士後期課程 ) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第141回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年11月16日(月)18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 武田 哲也 氏 ((国研)防災科学技術研究所 地震・火山防災研究ユニット 主任研究員) |
講演題目 | 海溝型巨大地震が引き起こす津波と火山噴火 |
講演概要 | 2011年、日本観測史上最大の東北地方太平洋沖地震が発生したことは記憶に新しい。海溝型巨大地震は広範囲な海底地殻変動によって津波を引き起こし、沿岸域に甚大な被害をもたらす。また世界各地では巨大地震発生後に火山が噴火した事例が多数確認されており、日本の火山への影響が懸念される。本講演では、防災科学技術研究所が現在取り組んでいる地震津波研究と、膨大な観測データの解析から明らかになった巨大地震による火山性流体への影響に関する最新成果を紹介する。 |
企画担当・司会 | 岡島 敬一(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第140回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年10月26日(月)18:20~19:20 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 照屋 唯紀 氏 (産業技術総合研究所 特別研究員) |
講演題目 | 秘密を守るだけじゃない!これからの暗号技術 |
講演概要 | 多種多様な大量の情報を組み合わせることでサービスや研究の価値を飛躍的に高めることができると期待されている.しかし,同時に望ましくない方法でデータが利活用されてしまうというリスクが存在し,単純には各ステークホルダが持つデータを共有し利活用することはできない.このようなリスクを低減する一つの方法として,暗号技術を用いた方法が盛んに研究されている.本講演ではこれらについて紹介する. |
企画担当・司会 | 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第139回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年10月15日(木)18:30-19:30 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 亀田 治邦 氏 ((独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構メタンハイドレード研究開発グループ 資源開発チーム サブリーダー) |
講演題目 | 石油天然ガス・金属鉱物資源機構の概要とメタンハイドレード開発について |
講演概要 | メタンハイドレードは、エネルギーセキュリティの低い日本において、次世代の国産エネルギーとして期待されている。独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、経済産業省の開発計画に基づき2001年度からメタンハイドレードの調査、研究開発を行っている。本講演では、JOGMECの概要を紹介していくとともに、特にメタンハイドレード開発、近年の開発事業等について説明する。 |
企画担当・司会 | 秋元 祐太朗 (リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第138回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年10月5日(月)18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 長坂 俊成 氏 (立教大学教授) |
講演題目 | 東日本大震災のデジタルアーカイブ |
講演概要 | 東日本大震災発災直後から、被災地による被災地のための災害映像のデジタルアーカイブスの構築・運用、利活用を支援する公民協働によるプロジェクト「311まるごとアーカイブ」を立ち上げ、現在まで活動を継続してきた。本発表では、「311まるごとアーカイブス」の実践を踏まえ、災害映像やオーラルヒストリーなどの災害の記録を人類共有の財産として収集・保存し活用する戦略と方法、課題について紹介する。 |
企画担当・司会 | 佐藤 良太 (リスク工学専攻 博士後期課程) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第137回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年10月19日(月)18:20~19:20 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 岩木 功 氏 (いわき会計事務所) |
講演題目 | 租税にまつわるリスクについて |
講演概要 | 本講演では、租税制度について概観したのち、一般個人にかかわりの深い、給与所得者に対する課税のあり方や、相続・贈与時における税金リスク、更には事業経営における特殊な納税義務について、税理士としての専門的見地から紹介する。またそれらに関連して、相続・贈与時の財産評価ルール、不動産所有の事業経営に与える影響についても、税の観点から説明する。 |
企画担当・司会 | 遠藤 靖典(システム情報系 教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第136回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年6月29日(月)18:20~19:20 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 松浦 裕司 氏 (日立ソリューションズセキュリティソリューション本部主任) |
講演題目 | シリコンバレーの事情と考え方 |
講演概要 | 講演者は2011年5月から2015年2月まで、日立ソリューションズの 米国駐在員として米国シリコンバレーに滞在し、米国ベンチャーとの ビジネス事業開発を手がけてきた。 本講演では、シリコンバレーにおけるベンチャー環境や人々の行動原理について 講演者が体験した内容を語る。 |
企画担当・司会 | 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第135回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年6月15日(月)18:30~19:30 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 加藤 雅彦 氏(株式会社インターネットイニシアティブ) |
講演題目 | 高度標的型攻撃とその対策 |
講演概要 | ICT技術の進歩と普及によって情報の電子化や流通が容易に行えるようになった。その一方で、特定の個人や組織を狙う標的型攻撃により情報を摂取される事案が後を絶たない。本講演では、標的型攻撃の実態と従来対策における課題を洗い出すとともに、新たな対策のアプローチなどを紹介する。 |
企画担当・司会 | 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第134回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年6月8日(月)16:45~17:45 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 植木 隆央 氏 (国土交通省 航空局 交通管制部 交通管制企画課 新システム技術推進官) |
講演題目 | 航空交通システムの現状と将来展望 |
講演概要 | 航空交通における交通量の増大に加え、定時性や運航効率の向上といった
運航者・利用者の多様なニーズにこたえるため、国際民間航空機関(ICAO)の
世界航空交通計画(GANP)や各国とも協調し、我が国では航空交通システムに
関する長期計画『CARATS』を2010年に策定し、当該長期計画を実行的なものと
するため、産官学の関係者が連携して、衛星航法や情報通信等の新技術の活用、
管制の運用方式等の改善などの施策について検討や導入可否の検討を行って
いるところである。 本講演では、CARATSの概要について簡単に説明する。 ※CARATS;Collaborative Actions for Renovation of Air Traffic System |
企画担当・司会 | 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |
第133回リスク工学研究会
講演日時 | 2015年5月25日(月)18:15~19:15 |
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場所 | 筑波大学総合研究棟B-0110公開講義室 |
講演者 | 三崎 広海 氏(筑波大学 システム情報系 社会工学域 助教) |
講演題目 | On Robust Properties of the SIML Estimation of Volatility under Micro-market noise and Random Sampling |
講演概要 | 金融資産価格の分散・共分散(ボラティリティ)を推定することは、資産配分やリスク管理等において重要である。近年では、株式や為替等の市場における全取引を記録した高頻度データを利用して、一日内の分散・共分散を直接的にデータから推定する方法論が盛んに研究されている。従来の分散推定量として実現分散(realized volatility)があるが、現実の高頻度データに対しては、マーケット・マイクロストラクチャー・ノイズと呼ばれる観測誤差の影響により、うまく推定できないことが知られている。 この問題に対処するためのいくつかの方法が提案されているが、本講演では Separating Information Maximum Likelihood (SIML) 推定量に関する最近の研究成果を紹介する。また、実際の金融データを用いた実証分析についても簡潔に報告する。 |
企画担当・司会 | 西出 隆志(システム情報系 准教授:リスク工学専攻担当) |
問い合わせ先 | 2015年度RERM担当 西出 隆志(nishide"at"risk.tsukuba.ac.jp) |